Amazon限定で販売されているLGの最新モニター『24GN600-B』はPS5向けとして安いモニターが欲しい…というユーザーにおすすめのモニター
おすすめポイント | 価格が安い144Hzモニター |
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IPSパネルで応答速度1ms | |
FPS向けのクロスヘヤの点が小さいく良い | |
モニターの立ち上がりが速い | |
色が綺麗 | |
現状の設定が一目でわかる |
そんな24GN600-Bのレビューとして、スペックの特徴やIPSパネルの色や安い144Hzモニターは大丈夫なの?を分かりやすく残念だと感じた部分も含めて解説しています。
- スペック
- 付属品や外観
- 性能について
- 他のモニターの違い
- 長所・短所
是非LG 24GN600-Bの購入を考えている方に参考にして頂いただけたらと思います。
コンテンツ内容
24GN600-Bの外観と付属品
ディスプレイの外観
モニターサイズ | W540mm×H322mm |
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重量 | モニター:3.5㎏ |
スタンド:426g | |
ディスプレイの縁 | 2mm |
非表示エリア | 5mm |
接続端子の位置 | 中央下 |
ボタン位置 | 中央背面 |
モニターアーム | VESA100×100mmに対応 |
LG 24GN600-Bの梱包サイズは横60㎝×高さ39㎝×厚み14㎝の23.8インチ(24インチと比較)のサイズとしては普通の大きさの梱包でした。
23.8インチのノングレア

24GN600-Bのパネル表面は光の反射を抑えるノングレア(非光沢)となってる23.8インチの大きさとなっています。
ディスプレイの大きさはW540mm×H322mm
モニターの重量はディスプレイ本体は3.5㎏/セット(スタンド使用時)5.6㎏とLG公式に記載されているますが実際測ってみると…
- スタンド426g
- 本体3.5㎏
ディスプレイ本体3.5㎏は合ってましたがセット時では(3.5+0.426)なので約3.9㎏と誤差が…
スリムベゼル(2mm)

ディスプレイの全体が大きく見えるように画面の縁はスリムベゼルの2mmとその内側に非表示エリアが約5mmあります。
スリムベゼルはデュアルディスプレイなど合わせて設置する際に2台のモニターが一体化して見える重要なポイントです。
接続端子は中央の背面

PCやゲーム機などと接続するケーブルはディスプレイの中央の背面という事で接続しやすいタイプになっています。
接続端子はDisplayPort1.4とHDMI×2、イヤホン端子となっています。
ボタンはディスプレイの中央の下に配置

設定や電源のON/OFFを行うOSD操作ボタンはディスプレイの中央の下にあり、これ1つで全て操作できるようになっているので押し間違える…といった事がありませんね
VESAマウント100×100mmに対応

24GN600Bはモニターアームを取り付けるVESAマウントの100mmに対応しており個人的にはモニターアーム必須だと考えています。
モニターを前後に傾けるチルト調整ができるようようになっているモニター

しかし、調整の際にスタンドが軽いすぎるのでモニターが倒れそうになります。
モニターを支えるスタンドとモニターとの接続部分がプラスチックのみになっており安定性が悪いためスタンド使用はおすすめできません。
付属品を確認

24GN600Bの付属品は9つ
- モニタースタンド
- 支柱(プラスチック)
- 支柱カバー
- 電源ケーブル
- ACアダプター
- DisplayPortケーブル
- ROM
- ネジ
- 取説
HDMIケーブルではなくDisplayPortのケーブルが付属しているのいるので購入の際には気を付けてください。
またこの24GN600Bは電源内蔵タイプではなくアダプターを使うタイプになっているが残念
組み立てはプラスドライバーが必要!
- 支柱とモニターをネジで固定
- スタンドと支柱をネジで固定
24GN600Bの組み立てにはプラスドライバー(+2)が必要です。
支柱とスタンドをネジで固定するだけで簡単に組み立てができるようになっています。
24GN600-Bのスペックと特徴
仕様・スペック
発売日 | 2020年11月 |
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価格 | 21,980円 |
画面サイズ | 23.8インチワイド |
パネル | IPSパネル |
解像度 | 1920×1080 |
輝度 | 300cd/㎡ |
コントラスト比 | 1000:1 |
視野角 | 178° |
応答速度 | 1ms(GTG) |
入力遅延 | 9.1ms(60Hz/1080p) |
リフレッシュレート | 144Hz |
アスペクト比 | 16:9 |
表示色 | 1677万色 |
色域 | sRGB99% |
表示サイズ | 527×296mm |
画素ピッチ | 0.2745×0.2745mm |
OSD言語 | 日本語対応 |
HDCP | 2.2 |
VESAマウント | 〇 |
HDR | HDR10 |
スピーカー | なし |
調整機能 | ティルト上下のみ |
アイケア | ブルーライト軽減 |
フリッカーセーフ | |
ゲーム向け機能 | Black Stabilizer |
Dynamic Action Sync(DAS) | |
接続端子 | DisplayPort1.4 |
HDMI(120Hz) | |
イヤホンジャック |
IPSパネルだけど応答速度1msGTG
24GN600BはTNパネルとほぼ同等の応答速度1ms(GTG)のIPSパネルとなっています。
基本的には応答速度はメーカーが測定した最速値になるので目安として考える事。特に応答速度の記載種類が多いほど信憑性が増します。
GTG | 実用性のある色の変化にかかる時間 |
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MPRT | 動きのある映像に特化した応答速度の指標 |
記載なし | 白→黒→白の変化にかかる時間 |
HDR10に対応している
- OFF
- HDR
HDR機能はSDR(スタンダードダイナミックレンジ)の上位あたる機能になります。
明るい部分をより明るく、暗い部分をより黒色んい再現できるのできめ細かい画像を描写する事ができるようになっています。
24GN600Bの性能
24GN600Bの性能として、『入力遅延』『発色』『Black Stabilizer』『クロスヘヤ表示』の4つの性能を紹介します。
入力遅延(input lug)は9.1ms/60Hz

当サイトで同じみの入力遅延測定装置を使って24GN600Bの入力遅延を測定しました。
測定が60Hz帯のみになっており応答速度のFASTERよりFASTの方がコンマ1少ない数値となっています。
FASTER | 9.2ms |
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FARST | 9.1ms |
NORMAL | 9.1ms |
なし | 9.1ms |
その他の組み合わせをしても変化はなく基本的には支障が出ない程度の入力遅延になっているので9.2msよりもFASTの9.1msの方が個人的にはいいと思います。
遅延を感じないための最低限必要な数値/ms
60Hz | 16.6ms |
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120Hz | 8.3ms |
144Hz | 6.94ms |
24GN600Bの入力遅延の測定結果
60Hz | 9.1ms |
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120Hz | 4.55ms※ |
144Hz | 3.9ms※ |
※測定は60Hzのみになっているので120Hz/144Hzは60Hzに基ずく計算で算出しています。
上記表から24GN600Bの遅延はほぼ影響が出ないという結果になりました。
発色は綺麗

24GB600Bの色は初期設定でもすごく綺麗に表示されます。特に赤色、黄色、緑色などが優れていると感じた部分です。
ただ、黒色に関してはやや薄いといった印象。
全体的にみても色合いは綺麗なIPSパネルのモニターになっています。
当サイトでおすすめしているBenQのEX2510のモニターと比べる色の違いも分かるようになっています。
- 赤 黄 緑が綺麗
- 黒色が綺麗
※あくまでも個人的見解で専門の機械で計測した色ではありません(初期設定での比較)
Black Stabilizer

暗い部分を明るく表示させる事ができるBlack Stabilizer機能は0~100まで設定できるようになっています。
0と100を比較しても分かるように影の部分がはっきり見えるようになっていますね。
クロスヘヤの表示
- なし
- クロスヘヤ 点
FPSゲームでは中央にレティクルとよばれる標準が表示され、覗き込んでいる状態だと中心に点が表示されます。
24GN600Bのクロスヘヤの機能をつかえば通常時でもレティクルの中心に点を表示させることができるので初心者向けにはありがたい機能となっています。
24GN600-Bはスピーカーが非搭載
24GN600Bのゲーミングモニターはスピーカーがない(非搭載)のためヘッドセットや後付けのスピーカーをつかって音をだす必要があります。
外観では背面の丸い部分がスピーカーのように見えますが一切音は出ませんので注意!
後付けのスピーカーの接続はディスプレイ背面のイヤホンジャックに差し込むタイプを選ぶ必要がありUSBタイプでは接続できないのでこちらも注意してください。
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24GN600-Bの設定
この24GN600Bのモニターの設定できる事とおすすめの設定をマーカーでなぞっているので分からない人はいちど試してください
ゲーミングモード
任意のモードを選択できるようになっています。
ゲーマー1 | 任意の設定 |
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ゲーマー2 | 任意の設定 |
FPS | FPS向けの設定 |
RTS | ?? |
鮮やか | sRGBの標準モード |
ブルーライト軽減モード | 他のモードと併用できない |
HDR効果 | HDR機能をつかったモード |
ゲーム機能設定
ゲームに関する設定ができるようになっています。
MBR | |
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FreeSync Premium | 滑らかなに表示させる機能 拡張/標準/オフの3種類 |
ブラックスタビライザー | 暗い部分を明るくする機能0~100 |
応答速度 | 残像感を無くす機能 FASTER/FAST/NOMAL/なしの4種類 |
クロスヘヤ | 画面に任意の印を表示させる +/・の各2色 |
基本的には応答速度の設定はFASTERよりFASTの方が遅延が少ないのでおすすめです
画像調整
明るさ | 明るさを調整0~100 |
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コントラスト | コントラストの調整0~100 |
シャープネス | 輪郭の調整0~100 |
ガンマ | トーンの輝度モード1~4 |
色温度 | 色温度の設定 |
R/G/B | 赤/緑/青色の調整 |
6色相環 | 色合いと彩度の調整 |
ブラックレベル | 黒色の調整 High/Lowの2種類 |
DFC | 画面のあかるさを自動で調整 |
入力
入力選択 | HDMI1/2/DisplayPortの選択 |
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アスペクト比 | 全画面とオリジナルを選択 |
自動入力切替 | 自動入力切替のオン/オフ |
24GN600-Bを比較!価格が安い144Hzモニター
24GN650-Bと比較
Amazon限定で販売されているLGの24GN600Bと24GN650Bの違いを比較しました
24GN600B | 24GN650B | |
価格 | 21,036円 | 24,927円 |
調整機能 | ティルト上下のみ | ティルト上下 |
左右 | ||
高さ調整 | ||
ピボット | ||
性能 | 同じ |
つまり24GN600Bと24GN650Bの違いモニターの調整機能有無による値段の違い。
モニターアームを使う人には24GN600Bがおすすめで、付属のスタンドを使いたい…という方は24GN650Bのほうが安定性もあり使い勝手が良いのでおすすめです
EX2510と比較
PS5用として人気の高いBenQのEX2510と比較してみました。
24GN600B | EX2510 | |
メーカー | LG | BenQ |
価格 | 約21,000円 | 約26,000円 |
入力遅延 | 9.1ms | 8.6ms |
色 | 綺麗(赤/緑/黄色) | 黒が綺麗 |
スピーカー | なし | あり |
性能 | 144Hz/IPS/1ms | |
機能 | ほぼ同じ | |
エルゴノミクス | ティルトのみ | 高さ調整、左右可能 |
ざくっりとした比較内容ですがLGの24GN600Bは価格が安いIPSパネルの速い応答速度の144Hzモニターだと言えます。
PS5向けとして安いモニターが欲しい人におすすめ!
2020年に発売開始された次世代機PS5用としてとりあえず安いPS5モニターが欲しい…という人におすすめできるゲーミングモニター
初心者向けといった感じです。※上級者などには少し物足りないかもしれませんので注意(FPS向けで考えるのであれば)
まとめ:LG 24GN600-Bのレビュー評価
LGの24GN600Bのレビューとしていくつかの項目で紹介しました。
それらをもとに総合的な評価として長所と短所をまとめています。
〇長所 | 価格が安いけどしっかりとした性能 |
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モニターの立ち上がり速度が速い | |
クロスヘヤを表示できるので初心者には使いやすい | |
色の発色が綺麗 | |
△短所 | スタンドが不安定 |
ブルーライト軽減が他のモードと併用できない | |
FPS向けではないXL2411Kより残像感がある |
個人的には安い144Hzモニターってどうなの?と思ってましたが、想像より良いモニターという印象。
ただ残念なところは梱包が少し雑になっているところ。開封と同時に保護されていないCDがあったので傷まみれでした(使うことはないが…)
24GN600Bのモニターを一言でいうと価格が安いPS5向けのモニターですね。でも安いからダメ!という事はありません。
初心者向けにおすすめできる144Hzモニター