ゲーミングモニターのHDR機能って必要なのかな…
HDR機能は画質を左右する要素になり、ゲーミングモニターでこの機能を使用すると
背景や色合いがオフの時に比べて、明暗部が強調されるので綺麗に見えるようになります。ただし、欠点もあり必ずしも必要かというと有れば便利…というくらいで大丈夫です。
その理由をこの記事では解説していますので、HDR機能があなたに必要かどうかが分かるようになっています。
HDR機能とは?
High Dynamic Rangeハイダイナミックレンジの略のHDRは従来のSDR(Standard Dynamic Rangeスタンダードダイナミックレンジ)よりも明るさの幅が広く表現できるようになっています。
実際の風景や背景などの明暗部が協調されるので、自然的な色を表現する事が可能になっています。
明るい部分は鮮明に明るい色に
HDR機能によって明るい色は鮮明に明るく表示されるようになり、炎などはリアルに近い色になります。
暗い部分は深みのある色に
HDR機能によって暗い部分は深みのある自然な色彩になります。周りの岩なども含めて、しっかりとした色で表示されます。
ゲーミングモニターでHDR機能を重視しなくてもいい理由
RPGやアクション系、動画コンテンツのみ効果を発揮
HDR対応のゲーミングモニターの必要性はゲームジャンルによって変わってきます。
RPGやアクション系、PC兼用で使用される方にはHDR機能が役立ちます。特にPS4はどの機種もHDR機能が対応しているので最適なゲーム機とも言えます。
HDR機能は明暗部が強調されるので、主に背景や風景や動画コンテンツに最適な機能となっており
この機能の有る無しは画質に大きく影響してくると言っても過言ではありません。
FPSゲームでは必要性は低い
明暗部が強調されるというのは、暗い場面では深みのある暗さになってしまうのでどうしても視認性が下がってしまうという欠点があります。
なのでFPSなどで潜んでいる敵を見つけるのには不向きな機能なので必要性は低くなっています。
色合いによって微妙に感じる場合もある
明暗の差が協調されるのですが、明るい場面と暗い部分の差が大きくなるので一部の色合いでは不自然さ(黄色っぽい感じ)になる場面もいくつかありました。
個人的にはHDR機能によっての変化はあるものの、ゲームジャンルやタイトルによってはそこまで重視しなくてもよいと考えています。
HDR機能はIPSパネルと相性が良い
HDR機能は画質を左右する要素でもあり、一般的なTNパネルのゲーミングモニターよりも画質が綺麗に見えるIPSパネルと相性が良くなっています。
- 解像度
- 輝度(HDR)
- ビット
- フレームレート
- 色域リスト
HDR機能と相性の良いパネルの種類はIPSパネル>VAパネル<TNパネルの順番になっています。
高画質の向けのIPSパネルだとHDR機能が際立つ
3種類のパネルではIPSパネルが一番綺麗に見える液晶パネルになっており、色の再現度が高いとも言えます。
青色で例えると、IPSパネルは本来の青色と同じ色で表現できますがTNパネルは少し明るい青色の表現になってしまいます。
黒色に関してはVAパネルが一番綺麗に表現できるといったようにパネルの種類で色の再現性が変わってきます。
HDR機能は色の再現度が高いIPSパネルやVAパネルだと綺麗な画像がよりクッキリと表示されるので相性が良くなっています。
TNパネルだより白く感じてしまうケースがある
高画質のゲーミングモニターにはHDR対応モデルが多くありますが、TNパネルの液晶で使用すると『白く感じるだけ…』といった事が多くあります。
これはTNパネル、IPSパネル、VAパネルの代表的な液晶パネルの種類の特性でTNパネルは他のパネルに比べてどうしても色が明るくなってしまいます。
全体的に明るいTNパネルでHDR機能を使用すると、輝度が上がるので結果的に余計に白く感じてしまう…という事につながってしまいます。
なのでHDR対応のゲーミングモニターを選ぶ際には相性の良いIPSパネルがおすすめとなっています。
HDR対応のおすすめゲーミングモニター
HDR対応/価格重視BenQ EW2480
- サイズ:23.8インチ
- リフレッシュレート:75Hz
- 応答速度:5ms
- 解像度:フルHD
- パネル:非光沢IPSパネル
- HDR10対応
- ウルトラスリムベゼル
- 2.5w×2スピーカー搭載リスト
BenQのEW2480はフルHDのIPSパネル75HzのリフレッシュレートなのでPS4におすすめのHDR対応のゲーミングモニターです。
画面の縁が狭くディスプレイが大きく感じるウルトラスリムベゼルになっており、音質や音量もしっかりしているのが特徴。
PS4向けのHDR対応のゲーミングモニターを探している人にピッタリとなっています。
HDR対応/音重視BenQ EX2780Q
- サイズ:27インチ
- リフレッシュレート:144Hz
- 応答速度:5ms
- 解像度:WQHD
- パネル:非光沢IPSパネル
- DisplayHDR400対応
- ウルトラスリムべセル
- 2.1chのスピーカー搭載
BenQのEX2780QはフルHDと4Kの中間に位置するWQHD解像度となっており、144HzのリフレッシュレートなのでPCや次世代機PS5などにもおすすめのゲーミングモニターです。
最大の特徴はゲーミングモニターでは珍しい、2.1chのスピーカーを搭載しているので、現行品では一番音に優れているのモデルとなっています。
HDR対応/応答速度重視ASUS VG279QM
- サイズ:27インチ
- リフレッシュレート:280Hz
- 応答速度:1ms
- 解像度:フルHD
- パネル:非光沢IPSパネル
- DisplayHDR400対応
- 入力遅延を極限まで抑えるGameFast搭載
- 視認性がアップするShadow Boost
ASUS VG279QMは2020年4月に発売開始されたリフレッシュレート280Hzの高性能モデルとなっています。
高リフレッシュレートなのにIPSパネルで応答速度1msとなっており、ゲーム画面を少し大きめでプレイされたい人におすすめとなっています。
HDR対応/解像度重視BenQ EL2780U
- サイズ27.9インチ
- リフレッシュレート60Hz
- 応答速度 1ms
- 解像度 4K
- パネル 非光沢TNパネル
- 価格が安くて人気
BenQ EL2780Uは4Kの解像度に加えてHDR対応モデルとなっているのでPS4PRO用で一番人気のゲーミングモニターです。※
TNパネルは全体的に明るく感じるので、他のパネルよりも敵が見やすい…といったメリットがあります。
安くて人気モデルがほしいという方におすすめとなっています。
まとめ:HDR機能よりもIPSパネルを選ぶことの方が綺麗に見える
HDR機能は画質を左右する要素の一つですが、TNパネルからIPSパネルに変えるだけでも驚くほど違いが分かります。
特にゲーム用だと性能も気になるところですが、最近のIPSパネルは優秀かつ安くなっていますのでTNパネルとIPSパネルの違いも検討してくださいね。
おすすめのゲーミングモニターはこちらを参考にしてください
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