現在のゲーミングモニターはフルHD解像度(1920×1080ピクセル)がもっとも多く使用されていますが、2020年以降はこのフルHDよりもWQHD解像度(2560×1440ピクセル)の需要が高くなっています。
フルHDはTNパネルを採用しており、ゲーミングモニターでもっとも重要な応答速度が速いというメリットですが最近のWQHDではIPSパネルで応答速度1msの性能が増えリフレッシュレートも144Hz対応している製品も多くあります。
フルHDのTNパネルとWQHDのIPSパネルを比較して性能が変わらないのであれば、断然WQHDのIPSパネルの方がゲームには最適なんです。
そこでこの記事では、なぜWQHDの解像度のゲーミングモニターがいいのか?を解説しつつおすすめのWQHDゲーミングモニターを紹介しています。。
WQHDのゲーミングモニターで悩んでいる方にはWQHDのゲーミングモニター人気ベスト1位のASUS VG27AQがおすすめです。
WQHD解像度って?

フルHDと4Kよりも実用性がある
ゲームをしていると良く耳にするのはフルHDと4Kという方が多いと思われすが、そのフルHDと4Kの解像度の間に実は『WQHD(ダブリューキューエイチディー)』と呼ばれるのが存在しています。
世間一般では認知の少ない解像度ですが、以外にもフルHDよりも4Kよりも優れている点が多くもっとも実用性のある解像度だと言われています。
いくら実用性の解像度がWQHDですよ!と言っても気になるのはどれくらい違う?という事だと思いますので比べてみましょう
解像度 | ピクセル | 総画素数 |
---|---|---|
フルHD | 1920×1080 | 207万 |
WQHD | 2560×1440 | 386万 |
4K | 3840×2160 | 829万 |
総画素数で比較してみると、フルHDと4Kでは約4倍の差が生じるのがわかります。そしてWQHDとフルHDを比較してみると約1.7倍の総画素数になっていますよね。
ピクセルの縦と横の値(1920×1080=207万)
総画素数の値が大きいほど細かく表示されているので綺麗に見えます
つまり、ピクセルの値が大きくなればなるほど、きめ細かで鮮明な画像が見えるという事になります。
WQHDは27インチが最適
WQHDの解像度がフルHDよりも綺麗に見えるというのは分かっていただけたかと思いますが、WQHDの解像度だからどのサイズをえらんでも良いというわけではありません。
その理由が画素密度と関係しておりサイズが大きすぎると密度が低くなってしまい結果画像が粗くなるという事につながりますし、小さくなるとせっかくの解像度の恩恵が感じられない…っといった事になります。
一般的なゲーミングモニターの大きさはフルHDで24インチが最適とされているので、この画素密度を基準に考えていきますね。
1インチ(2.54㎝)の正方形にピクセルがどれだけあるのかを表しているもの。単位はppi
一般的によく使用されているゲーミングモニターのサイズで比較
フルHDの24インチ | 92ppi |
フルHDの27インチ | 82ppi |
WQHDの24インチ | 122ppi |
WQHDの27インチ | 109ppi |
4Kの24インチ | 184ppi |
4Kの27インチ | 163ppi |
ゲーミングモニターの大きさは24インチ~27インチまでが多く使用されており、これ以上大きくなると画面全体が見なくなるので不向きとも言われています。
基準であるフルHDの24インチの画素密度は92ppiとなっており、WQHDの解像度ではその値に近い27インチが24インチとほぼ同じように見えるという事になります。
つまり、WQHD以上の解像度だとゲーミングモニターの大きさは27インチが見やすくなり綺麗に見えるという事になります。
WQHDモニターを選ぶメリット
フルHDのゲーミングモニターよりもWQHDのゲーミングモニターを選ぶメリットは大きく2つなります。
- 4Kよりも負担が少なく実用性がある
- TNパネルよりもIPSパネルが綺麗
このメリットについてもう少し深掘りしていきますね。
4K解像度に比べるとPCにかかる負担が少ない

ゲーミングモニターでフルHDが良く使われている理由にPC用途も関係してきます。一般的なCS機と呼ばれるPS4やswitch、XBOXなどではあらかじめ本体性能が定められていますがPCでは話しが変わってきます。
PCゲームでの解像度(グラフィック)の性能を決めるのがグラフィックカードやビデオカードとも呼ばれるもので解像度が高くなるとCPUの発熱を促し冷却装置を充実しないといけなくなります。
これがPCゲームでも4K解像度が実用性がない…とも言われており両方を満たすスペックになると何十万円までコストが膨れあがります。
しかし、フルHDよりも綺麗に見えるWQHDの解像度だとPC用途でもCPUにかかる負担が少ない分経済的で4KよりもフルHDよりも実用性があるという風に言われています。
TNパネルよりもIPSパネルの方が断然に綺麗
ゲーミングモニターでは応答速度が速いというメリットのあるTNパネルは製造コストも安くなっているので各メーカーが多く採用しています。
しかしTNパネルのゲーミングモニターの口コミでは『画面が白っぽくみえる…』っといった内容をよく見かけます。
それにくらべてWQHDのゲーミングモニターで多く採用されているIPSパネルはTNパネルよりも製造コストがかかるものの、TNパネルよりも画像が綺麗に見えるというのがメリットになっています。
IPSパネルの応答速度も1msとゲーミングモニターとして全く問題ない性能にもなっているため現状ではTNパネルとほぼ同じ性能になっています。
同じ性能であれば画像が綺麗に見えるほうが、綺麗に映像を楽しめFPSなどの潜んでいる敵も見分けやすくなるのでおすすめになっています。
WQHDモニターにはHDR対応がおすすめ
フルHD以上の解像度のゲーミングモニターにおすすめしたい性能がHDRというものです。
このHDRとは、ハイダイナミックレンジの略で従来のSDR(スタンダードダイナミックレンジ)に比べるとより綺麗に自然な色彩で表示されるようになります。

従来のSDRでは暗い部分は黒くつぶれ、明るい部分は白飛びが起こってしまい綺麗に見えませんがこのHDRだと明暗でもハッキリとくっきりと鮮明に映し出すことができるという性能になります。
HDR対応のモニターを使われている方では解像度が上がったというような表現が多くすごく期待ができるようになっています。
なのでフルHD以上の解像度では(WQHD)HDR対応しているゲーミングモニターを選ぶのがおすすめとなっています。
WQHD解像度におすすめのIPSパネルモニター3選
ASUS VG27AQL1A

2020年12月に販売開始されたASUSのハイエンドモデルTUFGaming VG27AQL1Aは、ASUS独自のELMB SYNCを利用する事でモーションブラー低減技術とFreeSyncを同時に有効にできるため画面のちらつきやブレなどを抑えれるようになっておりシャープかつ高いフレームレートのゲーム映像が維持できるようになっています。
人間工学に基づいたデザインになっているので、使用環境に合わせて柔軟な調整が可能になっています。またリフレッシュレートは高い170HzのIPSパネルという今までに無い性能がおすすめポイントです。
解像度 | WQHD(2560×1440) |
HDR | 対応 |
サイズ | 27インチ |
パネル | IPSパネル |
表面処理 | 非光沢 |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
リフレッシュレート | 170Hz |
VESAマウント | 100mm×100mm |
スピーカー | 内蔵2W+2 |
接続端子 | HDMI2.0×2 |
DisplayPort1.2 |
ASUS VG27AQL1Aの特徴
- 入力遅延を抑えるGamaFast入力技術
- 初心者向けのGamaPlus機能
- HDCP対応
- ブルーライト軽減
- GamaVisual技術
- G-sync compatible
- Multiple HDR Mode
- 視認性がアップするSadouw Boost
- 黒挿入のELMB
WQHDのゲーミングモニターで迷ったら間違いなくASUSのVG27AQL1Aがおすすめです。理由は一番最のハイエンドモデルになっており、多種多彩な機能が備わっているためです。
入力遅延を極限までに抑えるGamaFast入力技術によりデバイスからの反応がリアルに伝わるようになっており、暗やみでの視認性がアップするSadouw Boost機能も搭載しています。
ゲーミングモニターには欠かせない高さ調整や左右角度、前後角度、縦回転などの様々な調整もできるようになっています。
\ FPSも快適にプレイできるおすすめWQHDのゲーミングモニター/
ACER VG271UPbmiipx

コスパの良い有名メーカーであるACERの27インチ144HzのゲーミングモニターVG271UPbmiipxは、IPSパネル採用ながら高速応答速度の1ms(VRB)になっておりAmazonで一番人気の27インチ144HzのWQHDのゲーミングモニターです。
各種シーンに合わせて黒の強弱を11段階で調整できるので暗闇に潜んだ適なども発見しやすくなっているブラックブースト機能搭載。またDisplayHDR400にも対応しているのがおすすめポイントです。
解像度 | WQHD(2560×1440) |
HDR | 対応 |
サイズ | 27インチ |
パネル | IPSパネル |
表面処理 | 非光沢 |
応答速度 | 1ms(VRB) |
リフレッシュレート | 144Hz |
VESAマウント | 100mm×100mm |
スピーカー | 内蔵2W×2 |
接続端子 | HDMI2.0×2 |
DisplayPort1.2 |
ACER VG271UPbmiipxの特徴
- AMD Radeon FreeSync
- VESA DisplayHDR400で明暗も綺麗
- ZeroFrameデザインでカッコイイ
- 視認性がアップするBlack Boost機能搭載
- 目に優しいブルーライトシールドテクノロジー

VG271UPbmiipxは画面の縁がせまいZeroFrameデザインになっているのでマルチディスプレイとして利用するには最適なゲーミングモニターになっています。
またパネル周りのフレームをなくすことによって画面が広くなっており、臨場感も高まるように感じられます。
\WQHDのゲーミングモニターでマルチディスプレイならコレ!/
LG 27GL850-B

Amazon限定モデルのLG ゲーミングモニター27GL850-Bはバックライトにナノメートルサイズの微細な粒子を適用しているので通常のIPSパネルよりもナチュラルな色再現が可能になっているのがおすすめポイントです。
また応答速度の高速化が難しいとされているIPSパネルで1ms(GTG)を実現しているモデル。コンテンツとモニター間のフレームレートを同期させているので画面のズレやコマ落ちといったものを制御しつつ滑らかなゲーム映像になっています。
解像度 | WQHD(2560×1440) |
HDR | 対応 |
サイズ | 27インチ |
パネル | NanoIPSパネル |
表面処理 | 非光沢 |
応答速度 | 1ms(GTG) |
リフレッシュレート | 144Hz |
VESAマウント | 100mm×100mm |
スピーカー | 非搭載 |
接続端子 | USB3.0ダウンストリーム×2 |
USB3.0ダウンストリーム×2 | |
HDMI2.0 | |
DisplayPort | |
ヘッドホン出力 |
LG 27GL850-Bの特徴
- DCI-P3 98%のカバー率のNanoIPSパネルで色がきれい
- G-Sync
- HDR10でリアルに近い映像
- 低遅延のDASモード
- 視認性がアップするブラックスタビライザー
- クロスヘヤ

LG 27GL850-BはUSB3.0ポートが必要な方におすすめのWQHDのゲーミングモニターです。紹介している中で唯一USB3.0ポートがあります。
しかも低遅延のDASモードにゲーム向け機能も充実しているのも決めてのポイント!
スピーカー非搭載になっていますが、普段ゲーミングヘッドセットでゲームプレイされている方には問題ないでしょう。
\Amazonで高評価で人気です/
WQHDのおすすめのゲーミングモニター:まとめ
おすすめのWQHDのゲーミングモニターとして
- WQHDに最適な27インチ
- HDR対応
- TNパネルに負けない応答速度のIPSパネル
の人気モデルを3種類紹介しました。
これからゲーミングモニターの購入を考えているのであればフルHDよりもWQHD解像度のほうが実用性があり今後需要も高くなると考えていますので参考にしてみてください。
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