BenQ ZOWIE XL2411K レビュー 

BenQ XL2411K のスペックと特徴

XL2411KはFPSゲームに特化した中級者~上級者向けの(ガチ勢)におすすめのゲーミングモニター。

HDMIでもフルHD/120Hzが可能になっているのでPS5用としてもおすすめできるモニターでもあります!

ZOWIE公式がXL2411KでPS5のCODで120Hzの互換性があるとと動画で説明しています。

特徴
  • 残念感をなくすDyAc機能搭載
  • 144Hz駆動で速い応答速度
  • FPSに最適なTNパネル
  • FPS向けのBlack eQualizer機能
  • PS5でもフルHD/120Hzが可能

そんなXL2411Kのレビューとしてスペックの特徴や遅延やDyAc機能の効果について分かりやすく解説しています。

この記事で分かる事
  • スペック
  • 付属品
  • 遅延について
  • DyAc機能の効果
  • 他のモニターとの違い
  • 新機能XL Setting to Shareについて
  • 長所・短所

是非BenQ ZOWIE XL2411Kの購入を考えている方は参考にしてくださいね。

こんな人におすすめ
  • PS5でFPS専用のモニターをさがしている人
  • FPSゲームで勝ちにこだわりたい人
目次

XL2411Kの外観と付属品

XL2411L 開封レビュー

箱の大きさ:横62.5㎝×高さ46.5㎝×奥行21.5㎝

BenQ XL2411Kを早速開封していきましょう!

付属品を確認

XL2411L 付属品

XL2411Kのディスプレイに付属品は5つ

  • 電源ケーブル
  • DisplayPortケーブル
  • 台座
  • スタンド
  • 説明書

※HDMIケーブルは付属されていないので別途用意する必要がありますので注意!

ディスプレイを支えるスタンドや台座は軽くないので、ディスプレイを付けても安心できる重さになっています。

組み立ての際の注意点

XL2411K 組み立て

組み立てに関してはは同封されている説明書に記載されている通りに組み立てをすれば簡単にできます。

ただし、スタンドと台座の組み合わせの向きがあっていないとはまらないの注意が必要!※台座の前後の向き

XL2411K 組み立て (1)

上手く嚙み合わない場合は前後の向きを確認してくださいね!

ディスプレイの外観

XL2411K ディスプレイ外観
モニターサイズW570mm×H338mm
ディスプレイの縁18mm
非表示エリア2mm
接続端子の位置背面で下から接続
ボタン位置背面の右下
モニターアームVESA100mm×100mmに対応

24インチのノングレア

XL2411K ディスプレイ外観 (1) 24インチノングレア

XL2411Kのモニターサイズは一番見やすい24インチで光の反射を抑える効果のあるノングレアの表面処理になっています。

縁が2㎝と大きいがモニターに集中しやすい構造

XL2411K ディスプレイ外観 (3) 縁の大きさと非表示エリア

ディスプレイの縁は他のメーカーに比べるとやや大きめの18ミリ(非表示エリアは2mm)となっています。

XL2411K ディスプレイ外観 (4) ASUSとBenQの外観を比較

デュアルディスプレイとして設置する際に少しこの大きさがネックに感じてしまう部分でもありますがモニターに集中できるのは縁が大きい方なんでよね

接続端子の位置と種類

XL2411K ディスプレイ外観 (5) 接続端子の位置と種類

気になる接続端子の位置は背面の下側からの接続となっており対応している種類はHDMIとDisplayPortとなっています。

DisplayPort1.2
HDMI2.0
HDMI1.4
HDMI1.4
S.Switch用
イヤホンジャック
電源
XL2411Kの入力端子

もちろんモニターアームも取り付け可能になってます!※VESA規格100mm対応

ボタン位置

XL2411K ディスプレイ外観 (6) ボタン位置

モニターのメニュー操作を行うボタンの位置は背面の右下にあるので簡単に変更ができます。

指紋が付かないように養生テープが付いているの流石ハイエンドモデルのZOWIEシリーズですね。

高さや角度の調整が可能なエルゴノミクス

高さ15.5㎝
スウィーベル左右/45度
ティルト上下/23~-5度
ピボット無い

高さ調整は最低3㎝まで下がるようになっています。※同じ144HzモニターのEX2510は最低6㎝

台座が左右に回転するスウィーベルは45度と自分にあったプレイスタイルに合わせる事が可能

XL2411K エルゴノミクス (4) ティルト上下

上下の角度を調整するティルトはー5~23度まで対応となっていますね。※縦回転ピボットには対応してません。

XL2411Kのスペックと特徴

XL2411Kのスペックと特徴

仕様・スペック

発売日2020年10月9日
参考価格27,000円
画面サイズ24インチ
パネルTNパネル
バックライトLED
解像度フルHD(1920×1080)
輝度320cd/㎡
コントラスト1000:1
視野角水平170°/垂直160°
応答速度GTG1ms
入力遅延8.5ms(60Hz/1080P)
リフレッシュレート144Hz
アスペクト比16:9
表示色約1677万いろ
表示サイズ531.36×298.89mm
画素密度91ppi
カラービット8bit
K Locker
AMA
HDCPHDCP1.2
スピーカー無し
アイケアブルーライト軽減
フリッカーフリー
機能Black eQualizer
Color Vibrance
DyAc(Dynamic Accuracy)
オプションshield
S Switch
接続端子HDMI2.0×1
DisplayPort1.2
イヤホンジャック
XL2411Kのスペック

FPSゲームに最適なTNパネル

ゲーミングモニターのパネルの種類でFPSゲームに向いているのはTNパネルです。もちろんIPSパネルも応答速度が速くなっていますがTNパネルのメリットは他にもあります。

TNパネルの弱点である色が白っぽく表現されてしうまうのはFPS向けでもあります。

IPSパネルよりも白っぽく見える事で視認性がアップします。※個人的な感想

視認性がアップするBlack eQualizerはTNパネルの方が見やすくなる

FPS向けのゲーム機能として有効なのがBlack eQualizer機能。暗闇などや潜んでいる敵が認識しやすくなるように調整ができます。

IPSパネルに搭載されているBlack eQualizer(EX2510)よりもやはりTNパネルのBlack eQualize(XL2411K)の方が見やすくなっていますね

EX2510のBlack eQualizerの効果
EX2510のBlack eQualizerの効果

EX2510(IPSパネル)とXL2411K(TNパネル)のBlack eQualizerと比較した画像がこちらです。

XL2411K スペックと特徴 FPSに最適TNパネル

XL2411KはBlack eQualizer機能をオフにしてても良く見えるのが分かりますよね。

やっぱりFPSゲームではTNパネルだな!と思う部分でもあるのでFPS専用で考えるのであればTNパネルが最適ですね

XL2411KのDyAc機能の効果

XL2411Kには今まで(XL2411P)無かったダイナミック精度とよばれるDyAc機能が付いています。

一言でいうと『残像感を感じさせない技術』

FPSなどの動きの速いゲームでは人間の目が色の錯覚を起こしてしまいどうしてもぼやけて見える現象(ホールドボケ)が発生しています。

このDyAc機能は残像低減技術になり画面の切り替わる間の余分な時間に黒色を挿入する事ではっきり見えるようになっているんです。

XL2411L DyACの効果

モニターの残像感をテストするUFOテストで色々錯誤して効果を映し出す事に成功しました。※詳細は秘密ですw

XL2411KのDyAc機能の効果を比較した画像になりますが、残像がなくなっているのが分かってもらえると思う。

動きのある物体や背景などFPSゲームで視点移動させた際に残像感が出ないという事を表しています。

このDyAc機能を体感するまでは『残像感なんて…』と思っていた部分があり疑っていましたが、ここまでハッキリ見えるのには驚きです。

つまり60Hzでも120Hzでも効果があるのでPS4やPS5でも有効という事。

もっと分かりやすいはXL2411K公式サイトに記載されている動画です。動画直飛びURL→クリックで動画再生

DyAcはBenQ独自技術になっており24インチの144HzモニターではこのXL2411Kのみになっています。

※フリッカーフリーと併用はできません…

XL2411Kの遅延/input lugは8.5ms

XL2411K 遅延 入力遅延は8.6ms

inupt lug testerをつかって簡易的にXL2411Kの入力遅延(input lug )の計測をしました。

計測時のディスプレイではDyAc機能に重点をおいて計測を行っています。理由はDyAc機能を使うと遅延が増える…という噂があるので検証してみました。

DyAc OFF8.6ms
DyAc 高8.5ms
DyAc プレミアム8.6ms

白色が途切れているいるのはDyAc機能の黒色挿入だと思われます。とくに大きな違いはなく入力遅延は8.5~8.6msとなっているので問題ありませんね。

※60Hz/1080pの計測のみになっています。

最低限必要な数値/ms

60Hz16.6ms
120Hz8.33ms
144Hz6.94ms

計測から基づく算出

60Hz8.5ms
120Hz4.25ms
144Hz3.54ms
XL2411Kの入力遅延

つまり、XL2411Kで入力遅延を感じないという性能。DyAc機能をつかっても入力遅延が増えるという心配はないという事が判明しましたね

おなじメーカーのEX2510(8.6ms)と変わりのない数値/msという事はEX2510もしっかりとしたゲーミングモニターであるとも同時に言えます。

XL2411Kの画質/ゲーム以外には不向き

XL2411KはTNパネルになっているので『画質』『視野角の狭さ』というのはどうしてもつきものです。

XL2411Kの最大の特徴でもあるDynamic Accuracyを使うと画面の色合いも変更され少し薄暗さを一部感じます。(輝度が低下するから)

またIPSパネルと比べるTNパネルは色再現がどうしても劣ってしまうデメリットも…

PC用や動画・映画鑑賞などにも使えなくはないですがXL2411KはやはりFPSに特化しているので画質に関してはゲーム以外には不向きですね。

XL2411Kの注意点/スピーカーが非搭載

XL2411KはFPS向けに開発されているゲーミングモニター。

FPSゲームでは足音をヘッドセットやイヤホンで聞き取りプレイするのが当たり前の世界です。

なのでXL2411Kには余分なスピーカーが無いというデメリットも感じる部分もありますが、考え方を変えるとその分他の144Hzモニターより数千円ほど安く買えます。

スピーカーで音を出す場合

XL2411Kの接続端子にはイヤホンジャックがあります。後付けのスピーカーなどを接続することで音を出す事も可能。

XL2411Kの設定はXL Setting to Shareで簡単にできるのだが…

モニターを購入してデフォルトの設定でも充分に性能を発揮できるのでがBenQのハイエンドモデルZOWIEの特徴

FPS1FPSに特化した見やすい設定
FPS2FPS1より輝度が低くうす暗い設定
FPS3赤色を強調している設定
ゲーマー1自由に設定できる:XL Setting to Shareデータなど
ゲーマー2
ゲーマー3
動画動画向けの設定されたモード
標準sRGB規格の標準モード
エコ

でも、有名な選手やストリーマーの設定ってどうなっているの?となった際に便利なのがこのXL Setting to Share』※ダウンロードにはPC接続が必要

XL Setting to Shareでできる事

XL2411KはXL Setting to Shareに対応しているモニターなので、他人の設定や自分の設定をmccsファイルにて共有が可能になっています。

まずはXL Setting to Shareを公式ページでダウンロード!

ファイルからXL Setting to Shareのアプリケーションを立ち上げるとこのような画面になります。

XL Setting to Shareでできる事

あとはネットなどでファイルを取得してインポートするだけで簡単に設定を共有できる仕組みになっています。

振り分けはゲーマー1/ゲーマー2/ゲーマー3の3種類に保存が可能になっています。

prosetting.netreddit.comなど海外で有名なサイトでXL Setting to Shareのファイルを検索したのですが、11月26日現在では見つかっていません。共有できるサイトがないため…

現在調査中で判明しだい記載していきますね。

XL2411KはPS5に最適なFPS向けゲーミングモニター

XL2411P(旧モデル)よりも高性能モデル

XL2411Kは今までBenQの144Hzモニターの王道モデルXL2411Pの完全な上位互換(モデルチェンジ)になっているのでXL2411Pを選ぶメリットはありません。

BenQ ZOWIE XL2411P
品番XL2411KXL2411P
サイズ24インチ24インチ
リフレッシュレート144Hz144Hz
パネルTNパネルTNパネル
応答速度GTG1msGTG1ms
DyAc対応
HDMI2.0対応
HDMIでの映像出力120Hz可能60Hzまで
XL Setting to Share対応
価格27,000円23,000円

EX2510よりも安くてFPS向け

BenQの最新モデルEX2510とXL2411KではFPS向け機能の差と応答速度GTGの違いがありFPS専用で比較するとEX2510より優れています

品番XL2411KEX2510
サイズ24インチ24.5インチ
リフレッシュレート144Hz144Hz
パネルTNパネルIPSパネル
応答速度GTG1msGTG2ms
スピーカー有り
DyAc対応
HDMI2.0対応対応
HDMIでの映像出力120Hz可能120Hzまで
XL Setting to Share対応
価格27,000円30,000円

PS5にも最適なFPS向けゲーミングモニター

XL2411Kを同じメーカーの他の機種と比較しているXL2411KがFPS向けであるかわかりますよね。

しかもその性能はPS5にも最適となっているフルHD/120Hzのモニターでもあります。

だから『最新のPS5用ゲーミングモニターのおすすめ人気機種』でFPS向けで紹介しているんです。

XL2411Kのレビュー評価

BenQ XL2411Kのレビューとしていくつかの項目で紹介してきました。その点を踏まえて実際に使ってみてのおすすめポイントと残念だと感じた部分にわけて総合的に評価しました。

長所|良かったことろ

良かったところ
  • 残念感をなくすDyAc機能搭載
  • 144Hz駆動で速い応答速度
  • FPSに最適なTNパネル
  • FPS向けのBlack eQualizer機能
  • PS5でもフルHD/120Hzが可能

短所|残念だと感じたところ

残念だと感じたところ
  • スピーカーが無い
  • XL Setting to Shareのファイルがほとんど無い
  • 初心者向けではない
  • ゲーム以外には不向きなモニター
  • デュアルディスプレイとしては縁が大きく目立つ
こんな人におすすめ
  • PS5でFPS専用のモニターをさがしている人
  • FPSゲームで勝ちにこだわりたい人

BenQ XL2411KはFPS専用のゲーミングモニター!残念ながら初心者の方(エンジョイ勢)には残像感が分かりにくいかもしれません。

なのでFPS中級者~上級者向けとしてFPSガチ勢におすすめできるゲーミングモニターです

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