ゲーミングモニターを使うメリット・デメリットとして、テレビの違いを徹底比較しています
結論としてはゲーミングモニターを使うデメリットというのはほとんどなく、メリットしかないので使わないと損します
- ゲーミングモニターの良いところ
- ゲーミングモニターがダメなところ
ゲーミングモニターの購入するのに迷っている方は是非最後まで見てください。おすすめする理由が分かるようになっています。
徹底比較したゲーミングモニターとテレビの違い
ゲーミングモニターとテレビの機能・映像・価格などの違いを比較した表がこちらになります。
ゲーミング モニター | テレビ | |
---|---|---|
ゲーム向け機能 | ◎ | △ |
目に優しい機能 | ◎ | △ |
初心者でも分かるゲーミングモニターを使うメリットは3つ
ゲーミングモニターを使うメリットは簡単に言うと以下の3つになります。これは上級者ではなく初めて使う方でも体感できるメリットになっています。
- 敵が見えやすくなる
- 長時間プレイしても目が痛くならない
- 遅延がないのでストレスを感じない
これら3つのメリットはテレビからゲーミングモニターに買い替えることで実感できる効果。たったこれだけ?とおもわれがちですがこれ以外にもゲーミングモニターを使うメリットはいっぱいあるので詳しく見ていきましょう。
ゲーミングモニターにはゲームが有利になる機能がある

ゲーミングモニターには暗い部分でも見やすくなる機能や照準を表示させる機能といったゲームが有利になれる機能が備わっています。
- 敵が見えやすくなる
- エイムがしやすくなる印がある
敵が見えやすくなる機能
メーカーによっては名称が異なりますが。BenQだとBlack eQualizer機能と呼ばれるのが暗い場面の視認性を高めてくれる機能です。他にはI-O DETAではNight Clear Visionと呼ばれますが同じ機能になります。

この機能があることで普段見えにくい場所が見えるようになります






RPGやアクション系などのゲームでも視認性があがる機能というのは探しものをしている時に便利な機能です。見えにくいものが見えるというのがゲーミングモニターでもあります。
画面の中心に照準(レティクル)を表示できる機能
ゲーミングモニターには画面の中心に照準を表示だせる機能もあり、相手の頭の位置にこの印を合わせてADS(覗き込む)するだけで誤差なくヘッドラインで射撃することがができます




これらの機能は家庭用のテレビには付いていないのでOFFが一般なモニター(テレビやPCモニター)でONがゲーミングモニターになります。
初めてFPSゲームをする方にはとても嬉しい機能。覗き込んでからヘッドラインに合わそうとすると撃ち負けてしまいますが、最初から目印があることで簡単にエイムができるようになります。
ゲーミングモニターは目が疲れにくいので長時間プレイできる


ゲーミングモニターには長時間プレイすることが前提として設計されているのでチラつきをなくす機能や目が疲れないパネルが使われています
- チラつきのない映像で目が疲れにくい
- 光の反射を抑えるパネルで目に負担が少ない
画面のチラつきがないので目が痛くならない
液晶ディスプレイには目に見えない画面のチラつきが常に発生しています。目に見えないんであれば問題ないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、このフリッカーというのを見続けることによって疲労の一種である精神疲労を起こしてしまいます。
画面などに使われているLEDの光には1秒間に何十回も点灯して、錯覚としてずっと光っているように見えます。この点灯しているチラつきをフリッカーです。



テレビなどでゲームをして目が痛くなる人はこのフリッカーが原因です


非光沢(ノングレア)パネルによる目の疲れの違い
液晶ディスプレイの表面処理には2種あって光沢(主にテレビ)と非光沢(主にPCやゲーミングモニター)があります。
光沢(グレア)パネルのメリットは映像を綺麗に映し出すことができますがデメリットとして目の刺激が強くなり疲れやすくなってしまいます。
非光沢(ノングレア)パネルは光の反射を抑えることで、照明の光や太陽の光が映りこまないため目の刺激を抑えれます


つまり、PCやゲームなどをプレイするに最適なのは非光沢(ノングレア)パネルになり、長時間画面を見ても目の負担が軽減されるようになっています。また、暗い場面でも自分の姿が画面に映りこむ事がないので光を気にせずにゲームができます。
光沢と非光沢パネルの違いはこちらの記事で比較しています
ゲーミングモニターは遅延が少ないのでストレスを感じない


入力遅延による遅延
ゲーミングモニターに比較的入力遅延が少ないとされているモニターでもあります。その中で入力遅延を限界まで抑える機能などがあり、さらに遅延を軽減してくれます。
入力遅延とは映像信号処理するまでのタイムラグのことで、ボタンを押してから映像に反映されるまでの時間



この入力遅延が少ないゲーミングモニターを使うと、ラグを感じなくなります。
ゲームをしてて、先に反応しているのになんで当たるの?とか先に撃っているのになぜ当たらない?といった疑問はこの入力遅延のが原因で起こることなんです。そしてゲーミングモニターはテレビよりも圧倒的に入力遅延が少なくなっているんです。
テレビとゲーミングモニターの入力遅延の遅延の違い
慣れているゲームではこの入力遅延の違いは体感してわかる違いになっています。ボタンを押してタイミングが合っているのに負けてしまうという方でテレビでプレイしているのであれば原因は入力遅延による差になります。
遅延についてはこちらの記事詳しく説明しています。
応答速度(表示遅延)による遅延
モニターの表示遅延である応答速度は一般的なテレビだと15ms~70msくらいの大きな差になっていますが、ゲーミングモニターではこの応答速度が1ms~5msが標準となっています。
応答速度とは受信した信号をディスプレイに表示されるまでのタイムラグ



この応答速度が遅いと画面の切り替え表示が遅くなり、ゲーム内で残像感が出たり違和感を感じてしまいます。


実際にはテレビでプレイすると、もっさりとした感じで表示されゲーミングモニターを使っている人ではテレビでプレイするというのは考えられないくらいなんです。
この応答速度の違いは上級者ほど違いがわかる事ですが、テレビとゲーミングモニターでは違和感を感じる程度が正直なところの感想です。
応答速度の違いはこちらの記事で比較しています。
ゲーミングモニターの映像は滑らかに表示されるのでプレイしやすい


テレビとゲーミングモニターでは一秒間に画面を切り替えできる回数(単位はHzリフレッシュレート)が違います。具体的な数値ですが一般的なテレビだと30HzですがPS4モニターだと60HzでPS5では120Hzという具合
テレビ | 30Hz |
ゲーミングモニター | 60Hz~360Hz |



この違いは、ゲーム内でのキャラクターの動作に関わってきて数値が高いほど滑らかに映像が表示されます。これがリフレッシュレートと呼ばれる性能です。
30Hzと60Hzの違い
FPSと表示されていますがこれはデバイスによる画面の処理できる回数になっており、テレビでは30fpsなので30Hz表示、PS4は60fpsなのでゲーミングモニターの表示は60㎐となっています。
30Hzで表示されている映像では画面がすこしカクカクした動きになっており、その2倍の画面更新ができる60Hzでは滑らかな動きになっています。



30Hzよりも60Hzよりも144Hzの方が断然ゲームがしやすく有利なんです!それが映像の滑らかさの違いなんです
これは一般的なモニターの30fpsとゲーミングモニター60fpsの違いで実際のテレビだともっとカクカクした動きになっています。それは先ほど説明した遅延とも関係しており、画面の更新回数が少なくて遅延があるテレビだと体感ではもっと違ってきます。
映像の滑らかさの違いはこちらの記事で比較しています
ゲーミングモニターは全体的が見やすい大きさ


ゲーミングモニターはテレビと違って細かいサイズでモニターの大きさ選ぶことができます。これは使う環境に合わせて見る距離によってサイズ感が変わってくるものでありゲーミングモニターの最大の良さにもなります。
大きすぎると逆に見えにくいと感じるのがサイズ
最近のテレビは一般的に40型以上の大型サイズが多く、ゲームをするにあたって大画面でしたいという方にはテレビは向いていますが、画面が大きすぎると全体が見えにくというデメリットもあります。


一般的に人間がモニターに集中できる範囲がある程度決まっており、首を動かさなくても見渡せる大きさが24インチ前後ともなっています。
理由についてこちらの記事で解説しています
大型サイズのテレビでプレイしていると、24インチなんて小さくてプレイしにくい…と思われますが全く反対で大きすぎるとプレイしにくくなるのがゲームです。
大画面のテレビでも結局は距離をとってプレイするので、サイズを小さくして前に行くのとでは明らかに後者の小さいサイズでプレイした方が集中できます。
モニターの大きさの違いはこちらの記事で比較しています
ゲーミングモニターがテレビより劣るのは2つだけ


テレビに比べて画質が劣る
ゲーミングモニターがテレビに劣るのが画質です。IPSパネルやVAパネルのゲーミングモニターを使うと画質は綺麗のですがそれでもテレビには敵いません。



理由としては『画質重視に特化した液晶パネル』になっているからです。
最近のテレビには高性能の液晶パネルである有機ELを採用しているのが多くなっています。この有機ELはOLEDパネルといってゲーミングモニターのTNパネル・IPSパネル・VAパネルの良い部分を集めたパネルになっています。
つまり液晶パネルを選ばないといけないゲーミングモニターはテレビの優秀は液晶パネルに勝てないので画質がどうして劣ってしまいます。※一部有機ELパネルの採用したゲーミングモニターもあります。
液晶パネルの違いはこちらの記事で比較しています
スピーカーの音質が劣る
ゲーミングモニターにはスピーカー内蔵モデルがあり音が出るようになっています。ほとんどが2Wや5Wといった小さいスピーカーになっているのでお世辞でも音質はいいとは言えません。



100円均一のスピーカー並みの音質が多いので過度の期待はしてはいけません
もともとゲーミングモニターを使う人はヘッドセットを使う人が多くスピーカーまでこだわって設計されていません。そのためゲーミングモニターから出る音がおまけ程度の音質になっています。
どうしても音質の良いスピーカーのゲーミングモニターを選びたい人はサブウーファーが搭載されたBenQのゲーミングモニターを選ぶか外付けのスピーカーを使う必要があります。
スピーカーの音質が良いゲーミングモニター
まとめ:ゲーミングモニターのメリット・デメリット


ゲーミングモニターについてテレビと比較していくつかの項目で解説してきました。そしてゲーミングモニターを使うメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
つまりPCゲーム以外でもSwitchやPS4やPS5でもゲーミングモニターを使うメリットは多くほとんどデメリットは気にならないので使わないと損だということですね。
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